okane









1: 以下名無しさんに代わりまして管理人がお伝えします 1848/01/24(?)00:00:00 ID:money_soku

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 やる夫「管理人!従業員の要望、管理職の要望と、株主の要望は必ずしも一致するとは限らないと思うお。そういったとき、どうやって調整を図るべきなのか、教えて欲しいお。


 管理人「丁度そういったコメントが寄せられていたのでお答えしますだろ。本文中にそのコメントを載せさせて頂いたので、いくつか解答例を示そうと思う。」


 やる夫「了解だおー!」


 管理人「あ、結構胸糞注意な内容があるので苦手な人は気を付けてほしい。」


 やる夫「ま、まじかお!気分が悪くなった方はお早めにページバックですお!」


Authored by 稼げるまとめ速報管理人



2: 以下名無しさんに代わりまして管理人がお伝えします 1848/01/24(?)00:00:00 ID:money_soku

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 やる夫「ちなみに頂いたコメントがこちらだお。」

 管理人さんとやる夫さんで、経営・株主サイドの要求と従業員の要求のバランスの図ることについて議論したものをのせて下さーい!!!
 聞いてみたいです!
 
 管理人「じゃあまず、株主、経営陣、従業員の要求が何故ずれているかからお話ししよう。」


3: 以下名無しさんに代わりまして管理人がお伝えします 1848/01/24(?)00:00:00 ID:money_soku

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 皆様ご存じのかもしれませんが、一旦復習を兼ねて。
 株式会社とは株券を発行する事により、多額の資金供給を受け、より大きな利益を追求する事が出来るようになった(とされている、有限会社でもっと大きいのもあるので)会社体系です。

 そのお礼として株主には利益の分配、営業方針などを説明していく必要があります。
 この場として使われるのが株主総会であり、IR情報などです。



 理想論を言うと、株主が求める会社の形(利益が最大限に配当される)と、経営陣が示した会社の形(会社が儲かっているから俺らも報酬沢山もらうぜ)、従業員が目指す会社の形(会社が儲かったから給与が増えまくって嬉しい)が一致していれば特に文句は出にくいのですが、基本的にそんな事が出来ている会社はレア(一応形だけ株式会社みたいなやつ)です。

 株主は自分達の利益を求め、経営陣も自分達の利益を求め・・・とやるため、時には妥協して、どちらかの意見に歩み寄らなければなりません。



 これにはいくつか方法があるのですが・・・。
 管理人が今まで見てきた中では結構酷い物が多かったため、そのうち一つをご紹介します。


4: 以下名無しさんに代わりまして管理人がお伝えします 1848/01/24(?)00:00:00 ID:money_soku

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 例えば以前勤めていたブラック企業での話です。
 管理人は株式を取得していなかったのですが、偶然その企業の株式を保有していて、株主総会に出席された方とお話する機会がありました。


 そこで出た質問が、「役員報酬が多すぎるんじゃないか?」という物です。
 ちなみに赤字企業でしたので、中で働いている管理人としても役員報酬多すぎだろ・・・と思っていました。


 そこでの返答は
 
 役員「それに見合った働きをしている(ドヤッ

 だったそうです。

 流石にこれには株主サイドも苦笑い。


 次の質問が「この業種とこの業種、全然利益上がっていないけれど何とかならないのか?
 役員の返答が「従業員が悪い。近いうちに潰してなんとかする。

 これには従業員である管理人も苦笑い。株主としては近いうちに何とかすると言ってくれたので、納得する。(配当金、株価がよくなる可能性があるので)


 そして時間は少し進み会社内の事業説明会。

 役員のお言葉「この部署まずいから潰して別の部署に再編成する。お前らはスキルは誰にも負けていないんだから、頑張れ。ただし赤字だから当然給与は増えないぞ。

 更に「お前らお金だけで動くの?違うよね。お客様に喜んでもらってこそだよね。

 ・・・いやー、降参です。役員報酬は据え置きで、従業員給与は変わらず(減った人もいます)、出世ルートを理不尽に絶たれた人もいます。

 一体何人がその会議後会社を辞めたかわかりません。
 まぁ管理人もその数か月後に辞表を叩きつけるわけなんですが。



 つまりブラック経営者は株主にはうまい事をいい、自分の利益は守り、従業員には都合のいい事しか伝えず利益を配分しないわけです。
 え?今その企業がどうなっているかって?
 赤字が拡大しまくりで大変な事になっていますよ・・・。


 とりあえず管理人が思うに、ブラック経営者は自分の利益が守られればそれでいいんだなー・・・と。
 要望のコントロールは株主と経営陣の間だけでやっているもの、というのが正直な感想です。
 (おまいらの利益は出すから、こっちの利益も認めろ、といった感じです。従業員?奴隷の間違いじゃないんですかねぇ・・・。)

 従業員への説明は上手く落として上げることが重要。つまり、業績が悪いのはお前らのせいだから給与はあがらんよ?もちろん会社が儲かったら給与は(少し)増やす(かもしれない)よ。
 お前らはやれば出来る子なんだから、力を合わせて頑張ろうね!(適当)


 と、まぁこんな感じなわけですね・・・。


5: 以下名無しさんに代わりまして管理人がお伝えします 1848/01/24(?)00:00:00 ID:money_soku

yaranaio









 ついでに言うと、従業員にもヒエラルキーを与え、社畜っぽい人に「私は会社の中で他の人より評価されている!」という優越感を与えておきます。(社畜労働が出来ない人は相対的に評価を下げられます。)

 そうなると、優越感、劣等感からあいつにだけはという思いができて、いつの間にか社畜精神バリバリな会社に成長します。たまげたなぁ。
 役員はお前らの儲けたお金でホクホクしてんよ・・・ってのに、下では下なりの争いで忙しいわけです。(管理人はもちろん下側でしたよ。)


 こうやってブラック企業では株主、役員、従業員(社畜)の要望バランスが保たれているわけです。

 ホワイト企業はこの逆をやっていると思っていただければ・・・。


6: 以下名無しさんに代わりまして管理人がお伝えします 1848/01/24(?)00:00:00 ID:money_soku

extsu

 管理人「ひとまずこんな感じです。外部からはバランスが取れていないように見えるが、内部からはバランスが取れているように見える。よって成り立つブラック企業・・・ってわけですね。」


 やる夫「・・・やる夫が今度株買う時は従業員に対する会社の態度もよく考えて買うお。従業員の切り捨てが限界に来たら、今度は株主が切り捨てられそうな自己中っぷり、ちょっとうんざりしたお。」